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BGM: 再会の誓い, J4U - Liquid Bed 11PM by BGMer

Podcast Episode 124


Episode Transcript

スミス: こんにちは!ハッカーボイスのお時間です。今日は2025年7月11日です。ハッカーニュースの注目トピックを、わかりやすく、面白く紹介します。今日の話題はこちらです。 スミス: 一つ目のニュースは「Postgres LISTEN/NOTIFY does not scale」。二つ目のニュースは「The ChompSaw: A Benchtop Power Tool That's Safe for Kids to Use」。三つ目のニュースは「Bret Victor on why current trend of AIs is at odds with his work」。四つ目のニュースは「Flix – A powerful effect-oriented programming language」。そして五つ目のニュースは「eBPF: Connecting with Container Runtimes」です。 スミス: PostgresのLISTEN/NOTIFYがスケールしない問題から、子供向け安全な電動工具、そしてAIの現在と未来まで、盛りだくさんな内容でお届けします。あなたは、これらの技術トレンド、どう思いますか?それでは、最初のニュースから見ていきましょう。 スミス: 最初のニュースは「Postgres LISTEN/NOTIFY does not scale」です。 スミス: Recall.aiという会社が、PostgresデータベースでLISTEN/NOTIFY機能を使うと、同時書き込みが多い場合にデータベースがダウンする問題を報告しました。LISTEN/NOTIFYは、データベースの変更をリアルタイムで通知する機能ですが、トランザクション中にNOTIFYクエリが発行されると、データベース全体にグローバルロックがかかり、コミットがシリアル化されてしまうそうです。その結果、同時書き込みが多い状況下で、データベースの負荷が異常に高まり、ダウンタイムが発生してしまうとのことです。 スミス: トランザクションとは、一連の処理をまとめて一つの単位として扱う仕組みのことです。例えば、銀行の振込処理では、あなたの口座からお金を引き落とし、相手の口座にお金を加えるという二つの処理が必要ですが、これ全体を一つのトランザクションとして扱います。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: あるユーザーは、ObanというElixirのジョブ処理フレームワークでも同様の問題に直面し、LISTEN/NOTIFYのペイロードサイズ制限や接続プーラーの問題が原因で、微妙な障害が発生していたと述べています。また、別のユーザーは、この投稿がPostgresのこの機能がボトルネックになる前にどれだけ成長する必要があるかの指標になると評価しています。 スミス: 次のニュースです。 スミス: 続いてのニュースは「The ChompSaw: A Benchtop Power Tool That's Safe for Kids to Use」です。 スミス: 子供たちが安全に使えるように設計された卓上電動工具、ChompSawが登場しました。これは、Kausi RamanとMax Liechtyというプロダクトデザイナーによって開発されたもので、主な対象は段ボールです。指を切る心配がないように、刃はパック状の突起の下に安全に隠されており、振動式のカッターで段ボールを nibble(少しずつ削る)していきます。削りくずは下の箱に集められ、リサイクルも簡単です。価格は250ドルとなっています。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: あるユーザーは、子供の頃にこのような道具があれば良かったとコメントしています。また別のユーザーは、もし誰かが購入したら、革にも使えるかどうか試してほしいと述べています。ただし、249ドルという価格設定は高すぎるとの声もあります。 スミス: 次のニュースです。 スミス: 次のニュースは「Bret Victor on why current trend of AIs is at odds with his work」です。 スミス: DynamiclandのBret Victor氏が、現在のAIトレンドが彼の研究と対立する理由について語っています。彼は、人々がシステムを理解し、完全にコントロールできるよう、可能な限りシンプルで透明性の高いコンピューティングシステムを目指しています。現在のAIシステムは、大規模なデータセットに依存し、その内部構造が不透明であるため、この目標とは相容れないと考えているようです。Victor氏は、AIが人々の学習や成長の機会を奪い、現実との繋がりを弱める可能性があると懸念しています。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: あるユーザーは、Dynamiclandのテキストによる説明はあまり役に立たないと指摘し、写真からは、物理的なオブジェクトや紙を動かしてプログラミングのようなことをする場所であると解釈しています。また、別のユーザーは、Dynamiclandの背後にあるプログラミングが平均的な人には理解しにくいのではないかと疑問を呈しています。 スミス: 次のニュースです。 スミス: 続いてのニュースは「Flix – A powerful effect-oriented programming language」です。 スミス: Flixは、効果指向のプログラミング言語で、関数型プログラミングの要素と論理プログラミングの要素を組み合わせたものです。JVM上で動作し、Javaとの相互運用性も備えています。開発者たちは、Flixが持つ代数的データ型、ロジックプログラミング、可変性といった要素が、言語の深さと幅広さを実現していると主張しています。また、パッケージマネージャー、LSP(Language Server Protocol)、コンパイラが単一の実行ファイルにまとまっている点も特徴です。 スミス: JVMとは、Java Virtual Machineの略で、Javaのプログラムを実行するための仮想的な環境のことです。Javaのプログラムは、このJVM上で動作するため、異なるOSやハードウェア環境でも同じように動作させることができます。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: あるユーザーは、FlixがJavaとの連携において、JVMコンパイラによって型が消去される問題をどのように解決しているのか疑問を呈しています。また別のユーザーは、Flixの多相レコードの拡張と制限のセマンティクスが、Leijenのアプローチに従っているようだを指摘しています。 スミス: 次のニュースです。 スミス: 最後のニュースは「eBPF: Connecting with Container Runtimes」です。 スミス: この記事では、eBPFベースのオープンソースプロジェクトで、コンテナランタイム(CR)との接続がどのように行われているかを解説しています。コンテナランタイムとの接続は、ツールやプロダクトをKubernetesに対応させる上で重要であり、Podやコンテナの情報を取得して、コンテキストを豊かにすることができます。記事では、Tetragon、Crictl、Traceeといったプロジェクトを例に、Unixソケットファイルの場所特定、CRI APIを使ったgRPC接続の確立、情報クエリの実行といったステップを紹介しています。 スミス: eBPFとは、Extended Berkeley Packet Filterの略で、Linuxカーネルの機能を拡張するための技術です。ネットワーク監視やセキュリティ分析など、さまざまな用途に利用されています。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: この記事に対するコメントはまだありません。 スミス: さて、本日のハッカーボイスでは、PostgresのLISTEN/NOTIFY問題、子供向け安全電動工具、AIの潮流、Flixプログラミング言語、そしてeBPFとコンテナランタイムの接続について見てきました。 スミス: 次回のハッカーボイスでは、どんな技術の話題が飛び出すでしょうか。楽しみにしててください。ではまた次回。2025年7月11日のハッカーボイスでした。