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BGM: 再会の誓い, J4U - Liquid Bed 11PM by BGMer

Podcast Episode 142


Episode Transcript

スミス: こんにちは!ハッカーボイスのお時間です。今日は2025年7月30日です。ハッカーニュースの注目トピックを、わかりやすく、面白く紹介します。今日の話題はこちらです。 スミス: 一つ目のニュースは「田宮俊作、株式会社タミヤの元社長兼会長が死去」。二つ目のニュースは「警告なしにLibreOffice開発者のアカウントを禁止し、控訴を拒否するマイクロソフト」。三つ目のニュースは「蛍を作ることで基本的な電子工学を学ぶ」。四つ目のニュースは「CodeCrafters (YC S22) が初のマーケティング担当者を募集」。五つ目のニュースは「あらゆる通話とチャットにXMPPを1ヶ月間使用(Snikketを使用)(2023年)」。 スミス: 今回のニュースでは、往年の模型ファンにはたまらないニュースから、Microsoftの気になる話題、そして電子工作まで、多岐にわたるトピックを取り上げます。これらのニュースから、私たちは何を学ぶことができるのでしょうか?それでは、最初のニュースから見ていきましょう。 スミス: 最初のニュースです。「田宮俊作、株式会社タミヤの元社長兼会長が死去」 スミス: 模型メーカーとして世界的に有名なタミヤの、田宮俊作元社長が亡くなられました。90歳でした。田宮氏は、輸送会社だったタミヤを、精度の高いプラモデル、RCカー、ミニ四駆のメーカーへと変革。1976年にはポルシェ934ターボRSRのモデルキットを製作する際、細部まで正確に再現するために、ポルシェ911を自ら分解したというエピソードも残っています。2018年には、ホビー業界への貢献が認められ、日本メディア芸術祭で功労賞を受賞されました。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: ハッカーニュースでは、田宮さんの品質へのこだわりを称賛する声が多くありました。あるユーザーは「子供の頃、地元のホビーショップで何時間もプラモデルのキットを見ていた。プラモデルを作るのが大好きだった」とコメントし、また別のユーザーは「田宮さんの製品のおかげで、JDM車(日本国内向け仕様の車)の世界を知ることができた」と述べています。さらに、タミヤのプラモデルを通して、空間認識能力や造形への興味を育まれたという意見もありました。模型作りは、子供たちの創造性を刺激する素晴らしい趣味だったんですね。 スミス: 次のニュースです。「Microsoft bans LibreOffice developer's account without warning, rejects appeal(警告なしにLibreOffice開発者のアカウントを禁止し、控訴を拒否するマイクロソフト)」 スミス: Microsoftが、LibreOfficeの開発者であるMike Kaganski氏のアカウントを、警告なしに停止したというニュースです。 Kaganski氏がLibreOfficeの開発メーリングリストに技術的なメールを送ろうとしたところ、エラーが発生し、アカウントがブロックされたとのこと。Microsoftは「サービス規約に違反する活動」があったとしていますが、具体的な理由は明らかにしていません。 Kaganski氏は異議申し立てを試みましたが、Microsoftのサポート体制の不備により、アカウントの回復はできていないようです。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: ハッカーニュースでは、Microsoftの対応に対する批判的な意見が多く見られました。あるユーザーは「MicrosoftがLibreOfficeの開発者を妨害しようとしているとは考えにくいが、自動化されたプロセスが誤作動している可能性が高い」と指摘しています。また、別のユーザーは「Big Techのサービスに依存することのリスクを改めて認識させられた」と述べています。 OneDriveに30年分の写真やデータを保存していたユーザーがアカウントをロックされ、同様に回復できていない事例も紹介されていました。 クラウドサービスは便利ですが、データのバックアップは自分自身で行うことが重要ですね。 スミス: 次のニュースです。「Learning basic electronics by building fireflies(蛍を作ることで基本的な電子工学を学ぶ)」 スミス: 最近蛍を見なくなったことに寂しさを感じた作者が、電子工作で自作の蛍を作ることに挑戦したという記事です。電子工作の知識が全くない状態から、Astable Multivibrator(非安定マルチバイブレータ)という回路に出会い、LEDを点滅させることに成功。明るさを感知するLDR(光依存性抵抗)や可変抵抗器を組み込むことで、夜間だけ点滅する、本物のような蛍を再現しました。試行錯誤の過程やトラブルシューティングの経験も共有されており、電子工作の楽しさが伝わってくる内容となっています。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: ハッカーニュースでは、作者の情熱と創造性を称賛するコメントが多く寄せられました。「ソフトウェアのクリーンさと、回路図の杜撰さの対比が面白い」という意見や、「最近の電子工作はマイコンを使うのが主流だが、アナログ回路に挑戦する姿勢が素晴らしい」という意見がありました。また、あるユーザーは「私が住んでいる地域でも昆虫が激減している」と述べ、作者が蛍を見なくなった理由について、環境問題との関連性を指摘していました。電子工作を通して、環境問題への関心を深めるきっかけにもなるかもしれませんね。 スミス: 次のニュースです。「CodeCrafters (YC S22) is hiring first Marketing Person(CodeCrafters (YC S22) が初のマーケティング担当者を募集)」 スミス: CodeCraftersは、経験豊富なソフトウェアエンジニア向けのプログラミング課題を提供する企業で、Y Combinator(YC)のS22バッチに参加しています。現在、初のマーケティング担当者を募集しています。このポジションでは、エンドツーエンドのマーケティング戦略の立案・実行、ソーシャルメディアの運用、製品発表の推進、コンテンツ制作などを担当します。エンジニアリングの知識や経験、優れた文章力、組織力などが求められます。InstagramやDropboxの創業者からも出資を受けている注目のスタートアップです。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: この求人情報に対するコメントはまだ少ないようですが、YC出身のスタートアップであることや、技術系のマーケティング担当者を募集している点に関心が集まっています。あるユーザーは「CodeCraftersの課題は非常に実践的で、エンジニアのスキルアップに役立つ」と評価しています。別のユーザーは「技術系の知識を持つマーケターは貴重な存在。CodeCraftersの成長に貢献できる人材が現れることを期待する」と述べています。ご興味のある方は、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。 スミス: 次のニュースです。「A month using XMPP (using Snikket) for every call and chat (2023)(あらゆる通話とチャットにXMPPを1ヶ月間使用(Snikketを使用)(2023年))」 スミス: この記事では、筆者がXMPPというオープンなメッセージングプロトコルを、Snikketというサーバーを使って1ヶ月間、日常的な通話とチャットに利用した経験が語られています。Matrixという別のプロトコルからの移行で、特に音声・ビデオ通話の安定性が向上したとのこと。また、メッセージングや写真共有も問題なく動作し、技術に詳しくない筆者の妻も、特に不満なく利用できたそうです。自宅に設置したIntel NUCという小型PCで通信を暗号化して行える点も、筆者にとって魅力的なようです。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: ハッカーニュースでは、XMPPに対する懐かしいコメントや、現状の課題を指摘するコメントが見られました。あるユーザーは「2010年頃は、XMPPを使って様々なコミュニティサービスやGoogle Talkとチャットできた。あの頃は良かった」と振り返っています。また、別のユーザーは「XMPPは素晴らしいプロトコルだが、いまだに機能面でプロプライエタリなソリューションに追いついていない」と指摘。例えば、ライブロケーション共有機能がまだ実装されていないことなどが挙げられていました。オープンな技術の発展には、コミュニティの継続的な貢献が不可欠ですね。 スミス: さて、本日のハッカーボイスでは、田宮俊作さんのご逝去、MicrosoftによるLibreOffice開発者のアカウント停止、電子工作による蛍の製作、CodeCraftersのマーケティング担当者募集、そしてXMPPの利用経験という、幅広いトピックをお届けしました。 スミス: これらのニュースから、技術の進化、企業倫理、個人の創造性、そしてコミュニティの重要性など、様々な側面が見えてきたかと思います。次回のハッカーボイスでは、どんな興味深いニュースが飛び込んでくるでしょうか?それではまた次回。2025年7月30日のハッカーボイスでした。