Podcast Episode 161
Episode Transcript
スミス: こんにちは!ハッカーボイスのお時間です。今日は2025年8月18日です。ハッカーニュースの注目トピックを、わかりやすく、面白く紹介します。今日の話題はこちらです。 スミス: 一つ目のニュースは「The Enterprise Experience」。二つ目のニュースは「LL3M: Large Language 3D Modelers」。三つ目のニュースは「ArchiveTeam has finished archiving all goo.gl short links」。四つ目のニュースは「Investigation into 4chan and its compliance with duties to protect its users」。五つ目のニュースは「HN Search isn't ingesting new data since Friday」です。 スミス: 今回は、大企業でのソフトウェア開発体験から、最新の3Dモデリング技術、そしてインターネットアーカイブの話題まで、盛りだくさんの内容でお届けします。それでは、最初のニュースから見ていきましょう! スミス: 最初のニュースです。「The Enterprise Experience」 スミス: これは、あるエンジニアが$ENTERPRISEという大企業で働いた1年間を振り返ったブログ記事です。スタートアップや中小企業での開発経験が豊富な彼にとって、大企業での開発はカルチャーショックの連続だったようです。会議の多さ、承認プロセスの煩雑さ、そして何よりも、無駄なコストの大きさに驚いたと語っています。 スミス: 例えば、使われなくなったツールが放置され、毎月数千ドルもの費用がかかっていたり、ちょっとしたことで数百万ドル規模のプロジェクトが中止になったり…。かと思えば、新しいマウスの購入申請が却下されたりするそうです。また、社内政治や無能な上司の存在も嘆いていますね。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか?ジョシュアさん。 ジョシュア: はい。ハッカーニュースのコメントでは、多くの人がこの記事に共感しているようです。「まるで自分の会社のことのようだ」という声も上がっています。また、「大企業では、小さな会社では問題にならないことが、途方もなく大きな問題になる」という意見もありました。 ジョシュア: 一方で、記事の最後に挙げられている「良い点」に注目する人もいます。「キャリアアップの機会がある」「大規模なエンジニアリングコミュニティに参加できる」「多くの人に使われるソフトウェアを開発できる」といった点は、大企業ならではの魅力かもしれません。 スミス: 次のニュースです。「LL3M: Large Language 3D Modelers」 スミス: LL3Mは、大規模言語モデル(LLM)を使って3Dモデルを生成する新しい手法です。ユーザーがテキストで指示を出すと、LLMがPythonコードを生成し、Blenderという3Dモデリングソフトウェアを使って3Dアセットを作成・編集します。 スミス: 従来の3D生成AIは、特定のタスクに限定されたり、単純な形状しか作れなかったりしましたが、LL3Mは複雑な形状や幾何学的操作も可能です。また、生成されたコードは人間が読めるため、ユーザーはそれを編集して、さらに細かい調整を加えることができます。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: あるユーザーは、meshy.aiという別のツールと組み合わせることで、画像から3Dモデルを生成するワークフローを紹介しています。まず、GPT-5などの画像モデルで画像を加工し、それをmeshy.aiにかけると、Blenderで編集可能な3Dモデルが生成されるそうです。 ジョシュア: 一方で、Blenderを7年間使っているというベテランユーザーは、LL3Mの生成するモデルは単純すぎると指摘しています。PythonのBlender APIを学ぶには役立つかもしれないが、実用的な3Dモデルを作るには、まだ不十分だと考えているようです。 スミス: 次のニュースです。「ArchiveTeam has finished archiving all goo.gl short links」 スミス: ArchiveTeamは、インターネット上の貴重な情報を保存するために活動しているボランティア団体です。今回、彼らはGoogleのURL短縮サービス「goo.gl」で作成されたすべての短縮リンクのアーカイブを完了しました。goo.glはすでにサービスを終了しており、短縮リンクも使えなくなりますが、ArchiveTeamのおかげで、リンク先の情報は失われずに済みます。 スミス: ArchiveTeamは、専用のソフトウェア「ArchiveTeam Warrior」を配布しており、誰でも彼らの活動に参加できます。このソフトウェアを起動すると、自動的にWebサイトをダウンロードし、インターネットアーカイブにアップロードしてくれます。皆さんも、使っていないPCがあれば、ぜひ協力してみてはいかがでしょうか。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: あるユーザーは、以前、自分が働いていた動画プラットフォームが閉鎖される際に、ArchiveTeamに協力を依頼した経験を語っています。ArchiveTeamは、非常に効率的な方法で、プラットフォーム上のすべての動画をアーカイブしたそうです。彼らのミッションだけでなく、その実行力にも感銘を受けたととのことです。 ジョシュア: また、ArchiveTeamの活動は、Internet Archive(インターネットアーカイブ)と密接に連携しているものの、両者は異なる組織であるという指摘もありました。ArchiveTeamは、消えゆくWebサイトを積極的にアーカイブするためのスクリプトを作成し、Internet Archiveは、そのデータをホストする役割を担っています。 スミス: 次のニュースです。「Investigation into 4chan and its compliance with duties to protect its users」 スミス: イギリスの通信庁Ofcom(オフコム)は、匿名掲示板4chan(フォーチャン)が、ユーザーを違法コンテンツから保護する義務を遵守しているかどうかについて調査を開始しました。4chanは、匿名性が高く、過激なコンテンツも多いことから、以前から問題視されています。Ofcomは、オンラインセーフティ法に基づき、4chanに対して罰金を科す可能性も示唆しています。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: 4chanの弁護士は、Ofcomの調査に対して声明を発表し、「4chanはアメリカの会社であり、イギリスに拠点や資産はない。Ofcomが罰金を科そうとしても、アメリカの裁判所で抵抗する」と述べています。また、「アメリカの企業は、外国の官僚からメールを送られただけで、アメリカ合衆国憲法修正第1条の権利を放棄することはない」と主張しています。 ジョシュア: この声明に対し、あるユーザーは「4chanの広告ページには、ユーザーの7%がイギリスからのアクセスだと明記されている。4chanはイギリスでビジネスを行っているのだから、イギリスの法律に従うべきだ」と反論しています。今後の展開が注目されます。 スミス: 次のニュースです。「HN Search isn't ingesting new data since Friday」 スミス: Hacker Newsの検索機能が、金曜日の夜から新しいデータを取り込んでいないという問題が発生しています。Hacker NewsのAPI自体は正常に動作しているようなので、検索エンジンのシステムに問題があるようです。 スミス: Hacker Newsの検索は、Algolia(アルゴリア)という会社が提供しており、GitHubには、この問題に関するIssue(課題)が報告されています。Algoliaのチームは、すでにこの問題を認識しており、対応中とのことです。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: 多くのユーザーが、Hacker Newsの検索機能を利用しているため、今回の問題に対する不満の声が上がっています。あるユーザーは、「Hacker Newsのフロントページよりも、Algoliaの検索インターフェースの方が使いやすい」と述べています。また、別のユーザーは、自分が開発しているアプリで、Hacker Newsのデータを利用しているため、今回の問題でデータが古くなってしまったと報告しています。 スミス: さて、本日のハッカーボイスでは、大企業でのソフトウェア開発体験、最新の3Dモデリング技術、インターネットアーカイブの話題、そしてHacker Newsの検索機能の問題まで、幅広いトピックをお届けしました。 スミス: 今後も、ハッカーニュースで話題になっているテック系ニュースを、わかりやすく、面白く解説していきますので、お楽しみに。ではまた次回。2025年8月18日のハッカーボイスでした。
