HackerVoice

Deep dive into top tech news from Hacker News.

Listen

BGM: 再会の誓い, J4U - Liquid Bed 11PM by BGMer

Podcast Episode 32


Episode Transcript

スミス: こんにちは!ハッカーボイスのお時間です。今日は2025年3月22日です。ハッカーニュースの注目トピックを、わかりやすく、面白く紹介します。今日の話題はこちらです。 スミス: 一つ目のニュースは「機械学習における紙と鉛筆の演習(2022)」。二つ目のニュースは「OS開発に関する小さな本」。三つ目のニュースは「IronRDP: MicrosoftのRDPプロトコルのRust実装」。四つ目のニュースは「フランス、バックドア義務化を拒否」。五つ目のニュースは「MySQLの1秒あたりのトランザクション数 vs. 1秒あたりのfsync数 (2020)」です。 スミス: 今日のニュースは、私たちのデジタルライフと深く関わるものばかり。例えば、フランスがバックドア義務化を拒否したニュースは、私たちのプライバシーにどう影響するのでしょうか?それでは、最初のニュースから見ていきましょう。 スミス: 最初のニュースは「機械学習における紙と鉛筆の演習(2022)」です。 スミス: この論文は、機械学習の理論を学ぶ上で、実際に手を動かして問題を解くことの重要性を説いています。数式を追い、アルゴリズムを理解するだけでなく、紙と鉛筆を使って演習することで、より深く理解できるというわけですね。線形代数、最適化、グラフィカルモデルなど、幅広いトピックをカバーしており、理論と実践のギャップを埋めるのに役立つでしょう。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか?ジョシュアさん。 ジョシュア: あるユーザーは、理論と実践のつながりが見えにくいという機械学習の学習における悩みを吐露しています。別のユーザーは、この論文がすでに内容を理解している人向けだと指摘し、Tom Yeh氏の「AI By Hand」という、より実践的な演習を紹介しています。また、解答がすぐ近くに書かれているため、自分で考える前に答を見てしまうという意見もありました。 スミス: 次のニュースです。 スミス: 「OS開発に関する小さな本」というニュースです。 スミス: この本は、x86アーキテクチャ上で独自のOSを開発するための実践的なガイドです。OSの理論だけでなく、実際にコードを書きながら学べるように構成されています。ブートローダの作成、C言語でのコーディング、画面出力、割り込み処理など、OS開発に必要な基礎知識を網羅。OS開発に興味がある方は、この本を参考にしながら、手を動かしてみてはいかがでしょうか。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: この書籍は良いリソースであるというコメントがある一方で、最終更新が10年前であるため、GitHub上のissueが解決されていないことを指摘する声もあります。それに対し、活発なフォークプロジェクトのURLが共有されています。 スミス: 次のニュースです。 スミス: 「IronRDP: MicrosoftのRDPプロトコルのRust実装」というニュースです。 スミス: IronRDPは、Microsoftのリモートデスクトッププロトコル(RDP)をRustで実装したものです。RDPとは、WindowsなどのOSに標準搭載されているリモートデスクトップ機能を実現するためのプロトコル。IronRDPは、セキュリティを重視して開発されており、さまざまなビデオコーデックをサポート。Rustで実装されているため、メモリ安全性が高く、パフォーマンスにも優れていると期待されます。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: あるユーザーは、MS RDPが最高の性能を持つリモートデスクトップクライアントであると評価しています。また、LinuxでWaylandをサポートするRDPクライアントに関する質問や、RustDeskという別のリモートデスクトップソフトウェアの方が優れているという意見も出ています。さらに、ProxmoxのようなツールでVNCやSPICEの代替として利用できる可能性についても議論されています。 スミス: ここで少し技術的な補足をしておきましょう。Waylandは、Linuxで使われているディスプレイサーバーのプロトコルで、VNCは別のリモートデスクトップのプロトコルです。Proxmoxは、仮想環境を管理するためのプラットフォームですね。 スミス: 次のニュースです。 スミス: 「フランス、バックドア義務化を拒否」というニュースです。 スミス: フランスの国民議会が、暗号化されたメッセージングアプリにバックドアを設けることを義務付ける法案を否決しました。この法案は、麻薬取引対策を名目に、SignalやWhatsAppなどのアプリに、警察がユーザーの会話を密かに傍受できる仕組みを導入しようとするものでした。しかし、プライバシー保護の観点から、多くの専門家や市民団体が反対。今回の否決は、デジタル権利、プライバシー、セキュリティ、そして常識にとって大きな勝利と言えるでしょう。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: 多くのユーザーが、政治家が暗号化の基本を理解していないと批判しています。また、バックドアは自国だけが利用できるという考え方が非現実的であるという意見や、犯罪者は常に暗号化通信を利用できるため、意味がないという意見も出ています。一方で、フランス国民は犯罪や移民の増加を懸念しており、なりふり構わないという意見もありました。 スミス: このニュースは、技術的な問題だけでなく、社会的な問題、政治的な問題とも深く関わっていることがわかりますね。 スミス: 次のニュースです。 スミス: 最後のニュースは「MySQLの1秒あたりのトランザクション数 vs. 1秒あたりのfsync数 (2020)」です。 スミス: この記事では、MySQLが1秒あたりに処理できるトランザクション数について考察しています。トランザクションとは、データベースに対する一連の処理をまとめたもので、ACID特性(原子性、一貫性、独立性、永続性)を持つことが求められます。記事では、MySQLの性能は、ディスクへの書き込み速度(fsync数)に大きく依存するものの、MySQLは複数の書き込みをまとめてfsyncすることで、性能を向上させていると指摘。実際の性能は、ハードウェア、書き込みサイズ、インデックスの数など、さまざまな要因に左右されるとしています。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか? ジョシュア: あるユーザーは、現代のシステムでは、データベースエンジンが複数のトランザクションをまとめてディスクにフラッシュすることをデフォルト設定にすべきだと主張しています。また、ファイルシステムAPIが、データの転送完了と永続メディアへの安全な保存を通知するイベントを発行すべきだという意見も出ています。さらに、PerconaというMySQLのパフォーマンス改善に特化した企業に関する情報も共有されています。 スミス: さて、本日のハッカーボイスでは、機械学習の学習方法、OS開発、リモートデスクトッププロトコル、暗号化、データベースの性能という、幅広いトピックを取り上げました。 スミス: 今回も盛りだくさんの内容でしたね!次回のハッカーボイスでは、どんな面白いニュースが飛び込んでくるでしょうか?それではまた次回。2025年3月22日のハッカーボイスでした。