Podcast Episode 90
Episode Transcript
スミス: こんにちは!ハッカーボイスのお時間です。今日は2025年5月31日です。ハッカーニュースの注目トピックを、わかりやすく、面白く紹介します。今日の話題はこちらです。 スミス: 一つ目のニュースは「楽器内部で撮影された写真」。二つ目のニュースは「AIが生成した驚くほど高速なカーネル」。三つ目のニュースは「AVX512を使用したGoogleのkernelCTF PoWの攻略」。四つ目のニュースは「ジェリー・ルイス監督の未公開映画『The Day the Clown Cried』が53年ぶりにスウェーデンで発見」。五つ目のニュースは「Icepi Zero \_ FPGA Raspberry Pi Zero 互換機」です。 スミス: 今日のニュース、あなたは何に興味がありますか?AIが生成したカーネルがPyTorchを超えるパフォーマンスを出すなんて、一体どんな仕組みなんでしょう?それでは、最初のニュースから見ていきましょう。 スミス: 一つ目のニュースは「楽器内部で撮影された写真」です。 スミス: 楽器の中ってどうなっているんだろう?そんな疑問に答えてくれる記事です。通常では見ることができない楽器の内部を、特殊なレンズと焦点スタッキングという技術を使って撮影しています。バイオリンの内部が豪華な船の内部のように見えたり、サックスの細部が複雑な建造物のように見えたりと、普段は見えない美しさに驚かされます。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか?ジョシュアさん。 ジョシュア: あるユーザーは「バイオリンの中がまるでガレオン船のようだ」とコメントしています。また、別のユーザーは「コンサートホールをこの写真のようにデザインしたら面白いだろう」と述べています。美しい写真からインスピレーションを得て、新しいアイデアが生まれるのは素晴らしいですね。 スミス: 次のニュースです。 スミス: 二つ目のニュースは「AIが生成した驚くほど高速なカーネル」です。 スミス: スタンフォード大学の研究チームが、AIを使ってCUDA-Cで記述された高速なカーネルを生成したという記事です。驚くべきことに、これらのAI生成カーネルは、PyTorchに搭載されている専門家が最適化したカーネルに匹敵する、あるいはそれを上回る性能を示しています。Matmul、Conv2D、Softmaxといった機械学習の基本的な演算において、AIが生成したカーネルが大幅な高速化を実現している点が注目されます。CUDA-Cは、NVIDIAのGPUで並列処理を行うためのプログラミング言語です。カーネルとは、GPU上で実行される並列処理の基本単位のことです。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか?ジョシュアさん。 ジョシュア: あるユーザーは「FP32カーネルの最適化に長年力が入れられていなかったため、AIが改善しやすいのではないか」と指摘しています。別のユーザーは「LLMを一種の集合知と捉え、多くの人間の思考プロセスを学習しているからこそ、このような成果が出せるのではないか」と考察しています。また、Gemini Pro 2.5やo3といったモデルの能力が新たなレベルに達したという意見もありました。 スミス: 次のニュースです。 スミス: 三つ目のニュースは「AVX512を使用したGoogleのkernelCTF PoWの攻略」です。 スミス: Googleが主催するkernelCTFというセキュリティコンテストで、AVX512という技術を使って、参加者認証に使われるPoW(Proof of Work)を高速に解いたという記事です。PoWは、一定の計算をすることで、不正なアクセスを防ぐ仕組みです。この記事では、AVX512というSIMD拡張命令セットを利用して、このPoWを高速化し、コンテストで上位入賞を狙った方法が解説されています。kernelCTFは、Linuxカーネルの脆弱性を突くコンテストで、賞金も高額なため、参加者たちは様々な技術を駆使して攻略を目指します。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか?ジョシュアさん。 ジョシュア: あるユーザーは「AVX512で最適化されたRSA実装と似た手法だ」と指摘しています。別のユーザーは「CTFが提出オペレーションに関するものではないのは明らかだ。提出ウィンドウ内でフラグを送信するすべてのチームが賞金を共有すれば、皆にとってより良いはずだ」とコメントしています。また、別のユーザーは「Linuxカーネルのセキュリティは神話に過ぎない」と述べています。 スミス: 次のニュースです。 スミス: 四つ目のニュースは「ジェリー・ルイス監督の未公開映画『The Day the Clown Cried』が53年ぶりにスウェーデンで発見」です。 スミス: コメディアンのジェリー・ルイスが監督・主演したものの、長らくお蔵入りとなっていた問題作『The Day the Clown Cried』が、スウェーデンの俳優のコレクションから発見されたというニュースです。この映画は、ナチスの強制収容所に送られたドイツ人ピエロが、子供たちをガス室へ誘導するという内容で、そのテーマの特異さから、公開当時から物議を醸していました。今回発見されたのは、1980年に盗まれたとされる完全なワークプリントとのことです。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか?ジョシュアさん。 ジョシュア: あるユーザーは「『見られなければならない』と信じているなら、『鍵をかけて保管する』のは選択肢になり得るのか?」と疑問を呈しています。別のユーザーは「もし彼がそれを盗んだのなら、どうして彼はそれを売る権利があるのだろうか?」とコメントしています。また、映画の内容について「もしうまく撮影されれば、信じられないほど強力な映画になるだろうが、少しでも的を外せば、ただ不快な混乱に終わる可能性が高い」という意見もありました。 スミス: 次のニュースです。 スミス: 五つ目のニュースは「Show HN: Icepi Zero \_ FPGA Raspberry Pi Zero 互換機」です。 スミス: Raspberry Pi Zeroのフォームファクタを持つFPGA開発ボード「Icepi Zero」が発表されました。Lattice ECP5 25FというFPGAチップを搭載しており、小型ながらも強力な処理能力を持っています。また、HDMIポートを備えており、デジタルビデオ出力も可能です。FPGAとは、Field-Programmable Gate Arrayの略で、ユーザーが自由に回路を構成できる集積回路のことです。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか?ジョシュアさん。 ジョシュア: あるユーザーは「組み立て済みのものを販売してほしい。今Tang Nanoを学習に使っているが、ツールとドキュメントの状況があまり良くない」とコメントしています。別のユーザーは「Crowdsupplyで販売しないのか?」と質問しています。また、この製品に対して「Take my money already.(いますぐ買いたい)」という熱烈なコメントもありました。 スミス: さて、本日のハッカーボイスでは、楽器内部の写真、AI生成カーネル、kernelCTF攻略、未公開映画、FPGA開発ボードという5つのニュースをお届けしました。AIがコードを最適化する時代がすぐそこまで来ているのかもしれませんね。 スミス: それではまた次回。2025年5月31日のハッカーボイスでした。
