Podcast Episode 99
Episode Transcript
スミス: こんにちは!ハッカーボイスのお時間です。今日は2025年6月9日です。ハッカーニュースの注目トピックを、わかりやすく、面白く紹介します。今日の話題はこちらです。 スミス: 一つ目のニュースは「Why Android can't use CDC Ethernet (2023)」。二つ目のニュースは「Omnimax」。三つ目のニュースは「Panjandrum: The 'giant firework' built to break Hitler's Atlantic Wall」。四つ目のニュースは「Show HN: Let’s Bend – Open-Source Harmonica Bending Trainer」。五つ目のニュースは「Cheap yet ultrapure titanium might enable widespread use in industry (2024)」です。 スミス: AndroidでUSBイーサネットが使えない理由から、巨大な映画館システムOmnimaxの歴史、そして第二次世界大戦中の奇妙な兵器まで、今回もバラエティ豊かな話題が揃いました。あなたは、これらのニュースからどんな未来を想像しますか?それでは、最初のニュースから見ていきましょう。 スミス: 最初のニュースは「Why Android can't use CDC Ethernet (2023)」です。 スミス: この記事では、Androidデバイスが特定のUSBイーサネットアダプタ、特にCDC Ethernet(Communications Device Class Ethernet)規格に準拠したアダプタをサポートしない理由を深く掘り下げています。通常、AndroidはLinuxカーネルをベースにしているため、多くのUSBデバイスをサポートしていますが、CDC Ethernetアダプタは例外です。その原因は、Androidのシステムがネットワークインターフェースを認識する際の命名規則にあります。Androidは「ethX」という名前のインターフェースのみを認識しますが、CDC Ethernetアダプタは「usbX」という名前を使用します。この不一致が、アダプタが認識されない理由です。回避策としては、デバイスをroot化して設定を変更する方法がありますが、一般ユーザーには難しいでしょう。この問題はAndroidのバージョン14で修正されたようですが、一部のデバイスではまだ問題が残っているようです。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか?ジョシュアさん。 ジョシュア: はい。あるユーザーは「この記事は非常に興味深い深掘りだ」と評価しています。また、別のユーザーは「LineageOSのコミット履歴を見ると、この問題は修正、互換性の問題でrevert、そして最新のAndroidバージョンでのunrevertされているようだ。Googleの担当者も関わっているようなので、公式ビルドに含まれるかもしれない」とコメントしています。また、別のユーザーからは「root化の重要性が改めて認識された」という意見もありました。 スミス: 次のニュースです。 スミス: 次のニュースは「Omnimax」です。 スミス: この記事は、巨大ドーム型映画館システムであるOmnimaxの歴史を辿るものです。Omnimaxは、科学博物館などで科学ドキュメンタリーを上映するために開発されました。特徴は、巨大なドームスクリーンと、それを埋め尽くす高解像度の映像です。IMAXフォーマットをドーム型に適用したもので、水平方向に180度の視野角を持ち、観客を映像世界に没入させる体験を提供しました。しかし、デジタル技術の進化により、Omnimaxは徐々に姿を消し、より汎用的なデジタルシアターに取って代わられています。記事では、Omnimaxの技術的な側面や、関連する人物、エピソードなどを詳細に解説しています。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか?ジョシュアさん。 ジョシュア: はい。Omnimaxの思い出を語るコメントが多く見られました。あるユーザーは「サンディエゴで育ち、ルーベン・H・フリートによく行った。科学博物館で遊んだり、Omnimax映画を見たりした。内容は関係なく、いつも素晴らしい映像だった。後には、ドームに投影されたピンク・フロイドをテーマにしたレーザー光線ショーも見た。いつも感動した」とコメントしています。また、別のユーザーは「最初に体験したラージフォーマットシステムは、80年代にフォートワースで見たOmnimaxだった。IMAXよりも没入感があった。実際、Apple Vision Proの映像は、その体験を思い起こさせる」と述べています。 スミス: 次のニュースです。 スミス: 続いてのニュースは「Panjandrum: The 'giant firework' built to break Hitler's Atlantic Wall」です。 スミス: 第二次世界大戦中、連合国軍はドイツ軍が築いた大西洋の壁を突破するために、Panjandrumという奇妙な兵器を開発しました。これは、巨大な花火のようなもので、1トンの爆弾を搭載し、ロケットの力で海岸を走り、壁に激突して破壊するというものでした。開発者のNevil Shute Norwayは航空技術者であり、この奇抜なアイデアを実現しようとしました。しかし、テストの結果、Panjandrumは制御が難しく、実用性に欠けることが判明し、D-Dayで使用されることはありませんでした。この記事では、Panjandrumの開発経緯やテストの様子、そしてNevil Shute Norwayのエンジニアとしての側面と小説家としての側面を紹介しています。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか?ジョシュアさん。 ジョシュア: はい。Panjandrumに対する様々な意見が出ています。あるユーザーは「第二次世界大戦世代が過ぎ去り、イギリス諸島で行われた徹底的な動員を忘れがちだ。イギリスの僻地をハイキングすると、教区の学校がイタリアの抵抗戦士の訓練場だったり、スコットランドの僻地の公園がコマンドーの訓練場だったりすることがわかっていつも驚かされる」と述べています。また、別のユーザーは、ニール・スティーブンソンの小説「Anathem」に登場する「Panjandrum」という言葉に言及し、この言葉が好きなようです。 スミス: 次のニュースです。 スミス: 四つ目のニュースは「Show HN: Let’s Bend – Open-Source Harmonica Bending Trainer」です。 スミス: これは、ハーモニカのベンド奏法を練習するためのオープンソースのトレーナーアプリ「Let's Bend」の紹介記事です。ハーモニカのベンドとは、特定の音を出すために、口の形や息のコントロールを微妙に変えるテクニックのことです。初心者にとって、ベンドは習得が難しい技術ですが、このアプリを使えば、音の高さを視覚的に確認しながら練習できます。アプリは、様々なOSに対応しており、Web版も提供されています。ソースコードも公開されており、誰でも自由に利用できます。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか?ジョシュアさん。 ジョシュア: はい。ハーモニカ奏者からのコメントがいくつか寄せられています。あるユーザーは「ハーモニカは音を聞く必要がある。最初はクリアな単音を演奏し、次に「イーヤ」のような発音で音を形成することで、音が魔法のようにベンドする。音を聞いて、音がベンドしているかどうかを判断する必要がある。非常に有機的で、アプリはあまり役に立たないと思う」と述べています。また、別のユーザーは、ベンドのヒントとして、木製のハーモニカではなく金属製やプラスチック製のものを使うこと、低い音から練習することなどを挙げています。 スミス: 次のニュースです。 スミス: 最後のニュースは「Cheap yet ultrapure titanium might enable widespread use in industry (2024)」です。 スミス: 東京大学の研究チームが、高純度のチタンを安価に製造する方法を開発したというニュースです。チタンは、強度が高く、軽量で、耐食性に優れているため、様々な用途に利用されていますが、製造コストが高いため、広く普及していません。研究チームは、溶融チタンから酸素を除去する際に、イットリウムという金属を使用することで、低コストで高純度のチタンを製造することに成功しました。この技術により、チタンの利用が拡大し、産業界や一般消費者の製品開発が促進されることが期待されます。 スミス: ハッカーニュースのコミュニティではどうでしょうか?ジョシュアさん。 ジョシュア: はい。この技術に対する期待と懸念の声が上がっています。あるユーザーは「これは非常にクールだが、結論を読んで笑ってしまった。酸素を除去する代わりに、イットリウムを大量に加えてしまうのは、見出しにある超高純度チタンとは言えない」とコメントしています。また、別のユーザーは「特許が出願されているようだ」という情報を提供しています。さらに、別のユーザーからは「エネルギーコストが下がれば、イットリウムを使わなくても、チタンの価格は下がるのではないか」という意見も出ています。 スミス: さて、本日のハッカーボイスでは、「AndroidでUSBイーサネットが使えない理由」「Omnimaxの歴史」「Panjandrumという奇妙な兵器」「ハーモニカのベンド奏法トレーナー」「安価な高純度チタン」という5つのニュースをお届けしました。 スミス: 次回のハッカーボイスでは、どんな興味深いニュースをお届けできるでしょうか。それではまた次回。2025年6月9日のハッカーボイスでした。
